【福岡市】『福岡市博物館』福岡の歴史を知るならココ、展示品も多くて見応え十分

2000年以上の歴史を誇る商業都市「博多」を擁する福岡市の博物館。旧石器時代から現代まで時代別に設けられたコーナーでは、出土品だけでなく動画や模型などを使った展示が非常に充実してます。福岡という町の歴史を体系的に知るには最適な施設じゃないかなぁ。

ここを入り口に、興味をもったところを深堀りしていくと良いと思う。

福岡市博物館の常設展示

福岡市博物館は福岡市早良区の百道に建つ博物館で、政令指定都市の博物館だけあって地方の歴史資料館とは比べ物にならない大きさです。近くには福岡タワーなどがあります。

入口を入ると、ミュージアムショップを備えた大きなエントランスホール。

博物館は左右対称に右と左に建物が別れていて、常設展示は向かって左側。季節や時期によって異なる特別展維持は右側の展示室となっています。

階段を登ったところにある受付カウンター、ここで入場料を支払って見学します。僕はJAFの会員だったので、団体料金が適用されて150円でした。通常料金は200円とのこと。

常設の展示室、入口では様々な動画が流されていました。

最初の展示は金印、教科書に載ってる「漢委奴国王」で有名なアレです。ライトアップされて暗闇に浮かぶように置かれた金印、下の部分が鏡になっていて印面が見えるように展示されています。

この金印コーナーだけは暗いんですよね。

日本にもたらされた金印が中国から来たものだという証明というか、中国で使われていた金印のレプリカや他の材質で出来た印章も展示されています。大きさといい、デザインといい、よく似てます。

ここからは時代に沿って展示されていて、最初は旧石器時代から縄文、弥生時代の出土品などが展示されています。

福岡市内で発掘された出土品の数々、古代人が付けていたと思われる貝殻を加工したお面などもありました。

福岡市博多区にある板付遺跡の復元模型、深い堀と土塁を巡らせた典型的な環濠集落です。

弥生式土器や銅矛などとともに、弥生時代の棺桶、甕棺が展示されています。

そして甕棺が大量出土した弥生時代の墓地、金隈遺跡の模型の展示。こうやって出土品だけでなく模型を使って見せてくれるので、とてもイメージがし易いです。

弥生時代から古墳時代、そして大和朝廷の奈良時代、遣唐使の平安時代へと進んで行きます。

時代の大きな転換点、鉄器が使われ始めた時代の出土品。鉄を使った甲冑、矢じり、刀剣などが展示されています。この時代、大和朝廷が朝鮮半島南部を支配していた時期があり、日本製の甲冑が朝鮮半島でも見つかっているそうです。

福岡市西区で発掘された前方後円墳、今宿古墳(鋤崎古墳)の石室を実物大で再現したレプリカ。石室は三度開けられた痕跡があり、石室内に埋葬されたは3つの棺桶は別々にここへ運びこまれたそうです。

他にも船の模型や金の刻印が残された鉄剣、焼き物など、多くの出土品が展示されています。パネルも充実していて凄い量の情報があります。

刻印から西暦570年に作られたとされる鉄剣。この時代はまだ反りのある日本刀ではなく、直剣だったんですね。

大宰府を中心とした古代の主要道路と、主要駅を説明したパネル。

そして武士の時代、元寇。この時代の展示品は撮影禁止。基本的に撮影は自由みたいなのですが、ときどき撮影禁止のマークがついています。

元寇については、ハカテンというサイトが実際の戦場を歩いてレポートしてるので読んでみると面白いかも。

「赤坂・鳥飼」元寇文永の役、博多を巡る鎌倉武士団の戦い現地レポート/ハカテン

動画の解説も各所にありました。

壁にあった博多の地下の様子。下に行くほど年代が古く、上に行くほど新しい。

ちょうど戦国時代のころに焼土と書かれていて、下の方は大内氏と大友氏、上の方は大友氏と龍造寺氏の戦いの痕跡でしょうか。博多は戦国時代、戦火に見舞われました。

中世、戦国時代から小早川氏によって名島城が築かれた豊臣政権時代。この時代はかなりアッサリした展示ですね。

そして黒田氏が支配する福岡藩の時代へ。

江戸時代に書かれた図面を元に再現された、博多の町と福岡城、そして城下町。

江戸時代の展示、商家の看板や小判なども展示されています。

そして幕末の動乱期。

明治から大正、文明開化の時代へ。江戸時代の鎖国によって貿易によって栄えた商都は長崎へと移り、明治大正の頃は熊本と、北九州が九州の中心都市でした。

歴代福岡市役所の模型が展示されています。

戦前の博多、東中洲の街並みを再現した模型。

そして大東亜戦争の時代、博多空襲の記憶。

焼夷弾と爆弾ですね。中身は空でしょうけど、実物でしょうか。

そして現代、昭和40年初頭くらいと思われる部屋を再現した展示。僕が子供の頃は、家にガス炊飯器がありましたもん。

昭和で歴史の展示は終わり、ここからは風俗や芸能。

最後は山笠。僕は福岡の出身じゃないのであまり興味はないけれど、地元の人と言うか、博多の一部の人が熱狂的に支持してるよね。

企画展示室と日本号(大身槍)

この日は地下鉄開業40周年ということで地下鉄の展示があったけど、最初に購入したチケットで常設展示と企画展示を見ることが出来ます。企画展示は同じような部屋が4部屋あって、その時々で内容が変わったりするみたいです。

黒田藩に関連した展示の企画展示もありました。

黒田節で有名な、日本号という槍が展示されていました。福島正則から母里太兵衛友信が酒の飲み比べに勝って手に入れたという名槍。

実際に使われた痕跡もあるそうです。

大身槍という刃が非常に長いタイプ、細かく美しい細工がされています。

刃の長さが約80㎝、全長が3mを超える立派な槍でした。

福岡市博物館の駐車場

福岡市博物館には、無料の立派な駐車場がありました。出入口には警備員がいるので、博物館の見学以外で無断駐車したら怒られそうです。注意してください。

福岡市博物館の情報

福岡の時報に使われた大砲

『福岡市博物館』

住所:福岡市早良区百道浜3丁目1−1

※この記事の情報は、僕が訪問した時のものです。最新のものではありませんので、詳しくはご自身で最新情報を確認してください。

  • 有料
  • 撮影可(一部展示品は不可)
  • 定休日あり
  • 駐車場無料

詳しくは公式サイトをご覧ください↓
>>福岡市博物館公式サイト

福岡市博物館への地図(Googleマップ)

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